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【アースの話】

製品情報

脳波などの生体電気現象を測定する上でよく出くわす問題が、
ハム(HUM)ノイズの混入です。
これは交流電源の周波数(60Hz又は50Hz)が測定信号に混入している状態を意味します。
このノイズの解消に、次のことをまず確認してみてください。

1.アース端子付きの3Pタイプ電源コンセントを使用していますか?
  測定機器などが接続されているOAタップや壁のコンセントが3Pタイプか確認し
  てください。図のように壁側の形状が2Pでは意味がありません。
コンセント2Pコンセント3P

2.PCや液晶パネルなど、その部屋にある機器の電源ケーブルが
  3Pタイプになっていますか?
  せっかく3Pケーブルを用いても、
  添付の2P−3Pアダプタを使っては意味がありません。
コンセントコンセント アース

3.それでもハムノイズが混入するとき。
  同じ部屋にある使用していない機器
  (PCなど)の電源コードを抜いてみてください。
  本体のスイッチが切ってあってもアイドリング状態になっており、
  ノイズを発生している機材もあります。

微弱電位の脳波にとってハムノイズ対策は特に必要になります。
先ずは電源周りから確認してみてください。
(け)


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