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ポリメイトプロ MP6000/MP6100
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ポリメイトポケット MP208
・CDM非対称性脳波解析プログラム(CDM Asymmetry EEG Play Analysis)
気質的なポジティブ感情(PA)とネガティブ感情(NA)は、前脳領域における安静時脳波の非対称性によって予測できるという情動研究の報告があります。
感情処理 と前頭葉活動との関係では 、左右前頭葉の果たす機能的役割の違いが指摘されており、楽しい気分の時は左前頭葉が、抑うつ的気分の時は右前頭葉が相対的に活性化されることが示唆・報告されています。
このプログラムは脳波の周波数成分を CD 法による短時間分解能で解析し、左右差指標を表示すると同時にトレンドで経過を表示します。
比較は最大4ペアまで設定でき、複数電極位置による左右差指標を比較表示するこができます。解析結果はテキスト形式のファイルで保存することもできます。比較脳波部位の設定は左右のみならず、自由な部位を設定できるため、研究の幅が広がります。
LN(^2) : | (R^2)/(L^2) 左右それぞれの二乗比 |
LOG10(^2) : | LOG10((R^2)/(L^2)) 二乗比の LOG10 |
(R-L)/(R+L)(^2) : | ((R^2)-(L^2))/((R^2)+(L^2)) 二乗和に対する二乗差の割合 |
(R-L)/(R+L) : | (R-L)/(R+L) 和に対する差の割合 |
指標の正負を左右のどちらに向かせるかを指定
時間分解能 1データ計算する時間。0.1 秒~2.5 秒まで可能
ON/OFF チェック: | 有効な帯域だけに ON |
中心周波数 : | 周波数範囲の中心周波数を指定。範囲は 5.0Hz~20.0Hz |
| 帯域名をキーボードから入力。 |
帯域幅: | 中心周波数に対する帯域幅を指定。範囲は0.4Hz~5.0Hz |
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暗算中にF3とP4で35Hz-45Hzの脳波が対側部位
と比べて増加傾向がみられた
F3-F4 35Hz-45Hz P3-P4
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右手でボタン押し中にC3とP3で対側部位と比べて
25Hz-35Hzの脳波の増加傾向がみられた
C3-C4 25Hz-35Hz P3-P4
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左右脳波活動をトレンドで表示
快不快画像を順次提示したときの脳波が左右
どちらが優位に活動するかを解析
- ■ Hagemann, D., Naumann, E., Lürken, A., Becker, G., Maier, S., & Bartussek, D. (1999). EEG asymmetry, dispositional mood and personality. Personality and Individual Differences, 27(3), 541–568.
- ■ R J Davidson., EEG measures of cerebral asymmetry: conceptual and methodological issues. Int J Neurosci. 1988 Mar;39(1-2):71-89.
- ■ Smith, Ezra E., Reznik, Samantha J., Stewart, Jennifer L.,Allen, John J.B., Assessing and Conceptualizing Frontal EEG Asymmetry: An Updated Primer on Recording, Processing, Analyzing, and Interpreting Frontal Alpha Asymmetry, Int J Psychophysiol. 2017 Jan;111:98-114.
- ■ 吉田倫幸.,脳波のリズム変動を指標とした快適性評価,マイクロメカトロニクス・ 日本時計学会誌VoL46.No.2.
- ■ 久保,賀,川合:怒り状態の心理・生理反応;心理学評論、2014,Vol. 57, No. 1, 27 - 44