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ポリメイトプロ MP6000/MP6100
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ポリメイトポケット MP208
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・EDAユニット AP-U-030
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・トリガ識別加算ツールプログラム(Trigger Select Average Tool)
・トリガイベントトレンド解析ソフトウェア(Trigger Event Trend Analysis)
発汗には温熱性発汗と精神性発汗の2種類がある
温熱性の発汗は、手掌・足底の部位を除いた全身の皮膚で生じ、
体温の過度の上昇を防ぎ、体温の恒常性を維持する目的がある。
精神性の発汗は、興奮したり、緊張したり、覚醒状態や感情の変化によって
主に手掌・足底で生じる発汗活動である。
精神性発汗を定量的に計測する方法には、
直接皮膚から拍出された汗の量を測定する方法と
汗腺活動に伴う皮膚の電気的な変化を測定する方法がある。
汗腺は交感神経にのみ支配されている為、交感神経活動の指標である。
今回紹介する機器は通電法による反応を皮膚コンダクタンス変化で見ている
通電法:手掌や手指に装着した一対の電極間に微弱な電流を流し
皮膚の抵抗の変化を測定する方法
皮膚コンダクタンス(μS):皮膚上の電気の流れやすさの指標 抵抗の逆数
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EDA ユニット AP-U-030
米国心理生理学会の勧告に準拠
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PPS-EDA
推奨電解質濃度を持った
ディスポーザブル電極
皮膚電気活動(EDA:Electro Dermal Activity)や
皮膚電気反応(GSR:Galvanic Skin Response)と呼ばれています。
使用機種:ポリメイトプロMP6000/MP6100
精神性発汗部位である手指、手掌、足指、足裏(つちふまず)
一般的には、同側の第2・3指の末節か中節の腹側部に装着する
アーチファクト(ノイズ)対策として、実験に使用しない側の手に
電極装着を行う。
電極貼り付け前に、アルコール綿で拭きとりを行う。
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0肩で計測したという報告もあり
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SCL
SCR
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ポリメイト計測時の設定
1.Device上でCAL登録をしておくこと(取扱説明書参照)
2.SCLとSCRの2つを設定すること
SCL:LFF設定なし
SCR:LFF0.015~0.03Hz(時定数5秒~10秒)
共通:HFF15Hz、Sens0.1~1 /mm
・トリガ識別加算ツールプログラム(Trigger Select Average Tool)
特定のイベントのタイミングでトリガ信号を入力しておけば
トリガ信号から一定時間分を切り出しすることができる。
・トリガイベントトレンド解析ソフトウェア(Trigger Event Trend Analysis)
切出した波形を連続で並べて比較が可能
ピークを検出し、潜時と振幅の計算が可能
SCR(皮膚コンダクタンス反応)
反応立ち上がり点から反応頂点までの振幅値を計測する
SCR振幅は皮膚交感神経の活動量に対応して変化すると言われる
SCL(皮膚コンダクタンス水準)
分析対象とする区間内や単位時間内の皮膚コンダクタンスの平均値を
求め評価することが多い。
SCLのみを取り出して分析することは難しく
SCRとSCLを区別せずに全体的な汗腺の活動量の指標として扱うこともある
ドライビングシミュレータ中の精神負荷の評価
60km/h→180km/hでの反応
SCLの上昇が確認された。
■ EVALUATION OF DRIVER’S MENTAL WORKLOAD BY FACIAL TEMPERATURE AND ELECTRODERMAL ACTIVITY UNDER
SIMULATED DRIVING CONDITIONS S.KAJIWARA International Journal of Automotive Technology, Vol. 15, No. 1, pp. 65−70 (2014)
- ■ EVALUATION OF DRIVER’S MENTAL WORKLOAD BY FACIAL TEMPERATURE AND ELECTRODERMAL ACTIVITY UNDER SIMULATED DRIVING CONDITIONS S.KAJIWARA International Journal of Automotive Technology, Vol. 15, No. 1, pp. 65−70 (2014)
- ■ Publication recommendations for electrodermal measurements
- ■ 基礎心理学実験法ハンドブック 日本基礎心理学会監修 朝倉書店発行