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ハードウェア
・ポリメイトプロ MP6000/MP6100
・ポリメイトポケット MP208
ソフトウェア
・電位マッピング解析プログラム
Amplitude Map Analysis
・マッピング再生解析機能プログラム
Mapping Play Analysis
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電位マッピング解析プログラム
記録された脳波の中で指定した波形(スパイクなど)が頭皮上でどのように分布しているかを知ることができます。
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マッピング再生解析機能プログラム
記録された脳波を周波数解析し、予め設定した帯域の脳波が頭皮上でどのように分布しているかを知ることができます。
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マッピング表示は、限られた電極からのパワー値を基に、電極のない部位の量を補間式で求めます。10/20法では下図の5×5の格子点の値が分かっているものとして計算しますが、通常 5×5の電極すべての値が測定されていないため、測定されていない電極を次の式で推定して計算します。
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A = (Fp1+F7) / k
B = (Fp1+Fp2) / 2
C = (Fp2+F8) / k
F3= (Fp1+F7+Fz+C3) / 4
F4= (Fp2+Fz+F8+C4) / 4
T3= (F7+T5) / 2
Cz= (Fz+C3+C4+Pz) / 4
T4= (F8+T6) / 2
P3= (C3+T5+Pz+O1) / 4
P4= (C4+T6+Pz+O2) / 4
D = (T5+O1) / k
E = (O1+O2) / 2
F = (T6+O2) / k
kは、直線補間を使用しているので、4になります。
Fz,Pzもない場合には下記の電極から推定計算しますが、Fz,Pzの電極はつけて解析することを推奨します。
Fz = (Fp1+Fp2+C3+C4) / 4
Pz = (O1+O2+C3+C4) / 4
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上記の計算から求められた5×5の電極の値をもとに、60×60の補間を行います。
V(x,y) 補間結果データ
P1 横軸格子数
P2 縦軸格子数
D(n,m) 格子点電極データ
n 横軸格子間ポイント数(通常10)
m 縦軸格子間ポイント数(通常10)
X(n-x) 横軸補間式
X(n-x)=1-|n-x| ---|n-x|<1
X(n-x)=0 ---|n-x|>=0
Y(m-y) 縦軸補間式
Y(m-y)=1-|m-y| ---|m-y|<1
Y(m-y)=0 ---|m-y|>=0
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波形表示画面の緑線の-120msから+120msを10ms間隔でマップ表示します。
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指定したSpike波形の時間経過マップを表示でき、表示時間間隔やマップの数を任意に設定できます。
また、ここで指定した時間で動画マップを表示することもできます。
周波数帯域の設定
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周波数マップを表示するために帯域テーブルを作成します。最大8帯域まで自由に設定できます。
マップ表示モード
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絶対値モード(Absolute)
周波数パワー値の分布表示しています。他の帯域と比較する場合に適しています。
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相対値モード(Relative)
周波数パワー値の平均を0としてその分散を表示しています。帯域内での細かい分布を見る場合に適しています。
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含有率モード(Contain)
全体を100%として各帯域の含有率(%)の分布表示をしています。
他の帯域と比較する場合に適しています。
てんかん発作時のマップ推移