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ハードウェア
・ポリメイトポケット MP208

NPVアンプユニット

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ソフトウェア
簡易バイオアラームモニタ

NPVは血管交感神経活動を鋭敏に反映します。相対値として評価することが可能です。
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透過型脈波センサを手指爪付け根部に発光部、その対面する部位に受光部を装着します。血液容積等のAC成分(PGac)とDC成分(PGdc)に分けて導出し、各脈波のAC成分(PGac)をDC成分(PGdc)で除して求めた値です。
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項 目
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詳 細
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センサ
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発光部・受光部 透過型、長さ約1.7m
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出力コード
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ポリグラフなどへの信号受け渡し用、長さ約2m
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出力信号(標準出力コード使用時)
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PGdc
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出力最大振幅/出力抵抗
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±3V/1kΩ
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ハムフィルタ
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あり(電池ボックス内スイッチで50Hz, 60Hzを設定)
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光量調節
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ボリュームにより光量を調節
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表示
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電源ON/OFF、センサ異常、電池状態
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電源
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アルカリ乾電池単3形x2本
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電池寿命
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連続12時間以上(Panasonic社製使用時)
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寸法、質量
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約W117 x D79 x H24mm(突起部を除く)約120g(電池を含まず)
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NPVアンプユニットはポリメイトと組み合わせ使用し、簡易バイオモニタプログラムで波形表示および心拍数やNPV値のモニタを行います。
HRは脈波AC成分から算出し、NPVは脈波AC成分とDC成分に分離して計算でNPV値を求めます。それぞれの値はモニタ画面でトレンド表示するとともに数値として時々刻々表示します。

指尖容積脈波は増幅器の時定数の設定によって大きく2つの成分に分離することができます。
短い時定数(0.3秒)で増幅された脈波は脈動する変化を示し、脈波容積(pulse volume:PV)と呼び、NPVではPGacを意味します。
直流または長い時定数で増幅された脈波は、緩徐な基線の変化を示し、血液容積(Blood volume:BV)と呼び、NPVではPGdcを意味します。
指尖容積脈波は測定が簡便で皮膚の前処理も必要ありません。
しかもNPV成分は慣れを生じにくく長時間の測定でも安定した計測が期待できます。
しかし明瞭な単位がなく絶対量としての扱いができませんが、NPVを用いれば相対的な変化を数値化できるようになります。また、NPVは末梢血管に対する交感神経活動を鋭敏に反映すると期待されています。

被験者に5枚のカードから1枚を覚えていただき、20秒ごとランダムに画面にカードを提示します。
休憩をはさんで5回繰り返しカード提示中は脈波(AC.DC)、EDA(SCR)、DC呼吸を記録します。
画面にカードが提示するタイミングでトリガ信号を同時記録します。

上記の波形では
記憶したカードが画面に表示されたときにSCR振幅が他のカードが提示された時より大きく変化しました。脈波のDC成分が大きく変化、そして心拍数の一時的上昇が認められました。NPVの変化は顕著ではありませんでしたが、DC呼吸の一時的変化も認められました。これらの変化は唯一記憶したカードが画面に提示された時のみでありました。
参考文献
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山本 直宏:心理学研究 2021 年 https://doi.org/10.4992/jjpsy.93.20234
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贋田昭久・津田幸展・田中豪ー・長野祐一郎・松田いづみ・高津則美:.新たな精神生理学的虚偽 検出の指標 規準化脈波容積の
適用可能性、生理心理学と精神生理学, 21, 217-230. 2003年